「夕月特別」(20日、阪神)
土曜阪神10Rで行われた3歳以上2勝クラスの夕月特別(芝2000メートル)を、
グローリーリンク(牝3歳、栗東・吉岡)が制して3勝目を挙げた。前走の1勝クラスを中京マイルでレコード勝ちし、今回は初距離の二千。逃げ馬を見ながら2番手で運ぶと、ラスト100メートル付近で力強く抜け出して単勝1・4倍と断然の人気に応えた。勝ち時計は1分57秒6(良)。
北村友は「ずっとワンターンしか使っていなかったので、2ターンがどうかと思っていました。抜けるところはつくれるかなと思ったんですが、はみ出ることなく4角までキープできましたね。速い時計の中でもしっかり勝ち切ってくれたことが良かったです。競馬の幅がより広がってくれればと思います」と充実の表情で振り返った。
見届けた吉岡師は「初めての距離。過去に折り合いが悪かったところもありましたけど、克服できたかなと。次につながる競馬ができた」と満足そうにうなずいた。注目の今後については「オーナーと相談してからですが、秋華賞(10月19日・京都)も選択肢の一つです」と語った。