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騎手と巡るトレセンの街ツアーは濃密な時間に 美浦村の魅力を発見する“旅”潜入

2025年09月30日 08:05

騎手と巡る美浦村ツアーに潜入(C)netkeiba

 トレセンの街をJRA騎手と巡る特別ツアーが実現。9月23日、茨城県美浦村で「競走馬の里」をテーマにしたイベント「美浦村UMAフェスタ」が開催され、その一環として現役騎手が参加する村内見学ツアーも行われた。数々の名馬を送り出してきた美浦村の魅力を探る“旅”に同行した。

◇現役騎手3人と一緒に
 ツアーは午前と午後の2回行われ、それぞれ約40人が参加。午前の部には木幡巧也騎手、菊沢一樹騎手、遠藤汰月騎手の3名が同行。また今回の「美浦村UMAフェスタ」企画者で地域おこし協力隊の南川麻綾さんも加わり、バスは会場の一つである光と風の丘公園を出発した。

 バスの中では南川さんから今回の企画趣旨について説明があり、「村はトレセンのイメージが強いが、一歩外に出ると何があるのかは、村の人でもなじみが薄い。だからこそ、文化財を含め歴史を感じてもらう時間にしたい」と語った。さらに「一期一会」の機会ということで、騎手も含め参加者全員が自己紹介。遠くは新潟県から来た方もいるなど、それぞれがひとこと話したところで最初の目的地に着いた。

 大山湖畔公園(旧鹿島海軍航空隊跡)は国内最大級の旧海軍基地跡で、近年は映画やドラマのロケ地としても活用されている。建物の中には草木が生い茂り、独特なムードを醸し出すエリアもあり、参加者は騎手と一緒に散策。カメラを熱心に向ける方もいた。

 続いて向かった陸平(おかだいら)貝塚は、日本屈指の規模を誇る縄文時代の貝塚遺跡。また日本人の手による最初の発掘調査がおこなわれた遺跡であることから、「日本考古学の原点」ともいわれている。ツアーでは隣接する展示施設で説明を聞く形となったが、担当者から競馬イベントにかけ、「旧石器時代には馬を獲って食べていたが、縄文時代の遺跡からは見つかっていない」というエピソードには思わずうなずく参加者も多数いた。

◇車内は騎手によるトークショー
 移動中の車内は、騎手たちによる即席トークショーに。参加者から「どんなニックネームで呼ばれていますか」と問われると、菊沢騎手は「キクリン」、木幡巧騎手は「コタク」や「タクボウ」、遠藤騎手は「エンタツ」と、それぞれの愛称を披露した。参加者全員でニックネームを叫ぶ場面もあった。

 また「印象に残っている騎乗馬は?」という問いに、遠藤騎手は新馬戦で勝利に導いたハッピーエンジェル、菊沢騎手は19年の七夕賞を勝ったミッキースワローを挙げ「ピョンピョンと飛んでいて軽やかな馬だった」と振り返った。木幡巧騎手は「僕は忘れてしまうタイプ」と前置きしつつも、コンビで2勝を挙げたリフレイムの名前を出し「力がすごくあり印象的」と話した。

 2時間をかけて美浦村のスポット2箇所を回ったツアー。参加者は満足げな表情を浮かべていた。騎手とのふれあいを楽しみに千葉県から来た参加者は「映画やドラマの撮影に使われる場所があるなど、美浦村の新たな一面を知るきっかけになった」。また村外の友人も誘って参加したという美浦村の住民は「騎手と一緒に地元のスポットを回れる貴重な体験だった」と笑みを浮かべた。

 ツアーの締めくくりには、参加騎手から「これだけ盛り上がったのですから、きっと次回もあると思います。ぜひまた美浦村に来て楽しんでください」とのあいさつがあった。美浦村の歴史に触れつつ、騎手たちとの交流も存分に楽しめた今回のツアー。バスを降りた参加者の笑顔が、このひとときの濃密さを物語っていた。

(取材・文 netkeiba編集部)

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