【アイルランドT展望】データから適度な間隔で使われてきた馬に注目

2025年10月08日 06:00

ホウオウラスカーズ(撮影:下野雄規)

 エリザベス女王杯へのステップレース。昨年までアイルランドT府中牝馬Sの名前で行われていたが、府中牝馬Sが6月開催になり、このレースの名称がアイルランドトロフィーになった。ここでは、昨年までの府中牝馬Sの傾向を分析したい。

1.1800mのエキスパートが狙い目

 過去10回で、前走が1800mだった馬の成績は[5-5-3-36]で勝率10.2%、複勝回収率26.5%。単勝回収率も196%と妙味十分。対して特に振るわないのは今回が距離短縮の馬で、[2-1-1-31]で複勝率は11.4%と低い。

2.前走オープン特別に妙味あり

 前走が非Lのオープン特別(OP)だった馬は[3-1-0-10]で勝率21.4%、複勝率28.6%、単勝回収率は419%、複勝回収率も111%ある。前走がGIIIだった馬は[4-5-5-58]で最も勝ち数が多いが、勝率は5.6%にとどまり、単勝回収率も31%と妙味はない。

3.中4-8週に妙味あり

 過去10回で前走とのレース間隔が4-8週の馬は[5-3-2-33]で勝率11.6%、単勝回収率176%。中3週以内は4件で馬券に絡んでいない。中9週以上は[5-7-8-72]と好走馬は多数いるものの単勝回収率58%、複勝回収率59%と妙味はない。

 ホウオウラスカーズは前走の京成杯AHで13番人気という人気薄で1着。今回はそこから中4週での臨戦となり、間隔をゆったりとっている馬に比べて使われてきたアドバンテージがある。1800mの3勝クラスを勝っていて守備範囲で、直線の長い東京コースも合う。ここも連続好走が可能だ。

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