「サウジアラビアRC・G3」(11日、東京)
無傷2連勝で重賞Vへ-。
チュウワカーネギーが8日、北村友を背に栗東坂路で最終追い。馬なりながら、いつでもはじけられそうな躍動感のある動きを披露。跳ね上がるチップが、脚さばきの力強さを物語る。鞍上は「3週前に乗った時よりも良くなっていますね。ここ2週はコースで長めから時計を出していますし、体は仕上がっていると思いました」とうなずいた。
6月の阪神で現2歳世代最初の白星を飾った。その初戦は抜群のスタートを決めると逃げる形に。リズムを崩すことなく直線へ向くと、1頭抜けた加速力を見せ余力十分にゴールを駆け抜けた。「逃げるつもりはありませんでしたが上手にレースをしくれましたね」と目を細めた北村友。2着馬は次戦で勝ち上がり、4着馬はその後2連勝して再び相まみえる
アスクエジンバラ。レースレベルも決して低くなかった。
試金石となる一戦。輸送、東京コースと初物ずくめだが「新馬戦の時からすごくいい馬で能力があると思っていました。ハナはこだわりませんが、今回もゲートを決め、自分のリズムで走らせたい」と好勝負を描く。大器の予感を確かなものにしてみせる。