21日、阪神競馬場で行われた第26回ローズS(3歳牝、GII・芝1800m)は、川田将雅騎手騎乗の7番人気{horse=2005109177:マイネレーツェル}(牝3、栗東・五十嵐忠男厩舎)が、中団追走から直線に向いて伸びると、同じく中団から追い込んだ9番人気ムードインディゴとの競り合いをハナ差制して優勝した。勝ちタイムは1分47秒3(重)。1番人気の桜花賞馬レジネッタはさらにクビ差の3着、2番人気のオークス馬トールポピーは6着に敗れた。なお、上位3頭には秋華賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝ったマイネレーツェルは、父ステイゴールド、母ケイアイベール(その父サクラユタカオー)という血統の青森産馬。06年八戸市場にて200万円(税抜)で落札されている。
昨年7月21日の小倉・芝1200mでデビュー勝ち。その後も小倉2歳S(GIII)3着、フェアリーS(GIII)3着と重賞で好走を見せ、11番人気で出走した今年のフィリーズレビュー(GII)で重賞初制覇を飾った。続く桜花賞(GI)は6着。今回はオークス(GI)9着以来の出走だった。通算成績12戦4勝(重賞2勝)。
鞍上の川田将雅騎手はオースミグラスワンで制した新潟大賞典(GIII)に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算10勝目。管理する五十嵐忠男調教師はマイネレーツェルで制したフィリーズレビューに続く今年のJRA重賞2勝目で、通算では3勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。