Wコースで1週前追い切りを行ったエンブロイダリー(右、馬上はクリストフ・ルメール騎手)、左はスペキオサレジーナ(カメラ・荒牧 徹)
◆第30回秋華賞・G1(10月19日、京都競馬場・芝2000メートル)1週前追い切り=10月9日、美浦トレセン
桜花賞馬の
エンブロイダリー(牝3歳、美浦・森一誠厩舎、父
アドマイヤマーズ)はコンビを組むクリストフ・ルメール騎手が追い切りに騎乗した。
Wコースで6ハロン84秒1―11秒3を馬なりでマーク。ルメール騎手の手は動くことなく、先行した
スペキオサレジーナ(5歳2勝クラス)に先着した。森一調教師は「『今日は
リラックスして良かった』とジョッキーは言っていたし、そういうところを確かめてもらいたかったので、いい感触をつかんでもらえた。動き、息遣いを含めて順調に来ています」とうなずく。
前走のオークスは道中で力む面が見られて伸びを欠き9着。「距離は距離だけど、道中でスタミナを消耗する走りになってしまった。1週前は道中のリズム、折り合いを重視した」と指揮官。巻き返しへ向けて対策を練っている。
今回も桜花賞を制した栗東滞在で大一番に挑む予定で、10日に美浦を出発する。