半姉に同じく白毛、須貝尚介厩舎で管理された
ソダシ(父クロフネ)がいる
マルガ(父
モーリス)。先週から次走予定のアルテミスS(10月25日・東京芝1600m)に向けて追い切りを開始しており、今朝9日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
酒井学騎手が跨り、CWで
マジックサンズとの併せ馬。こちらが先に馬場入りした関係もあり、1コーナーから2コーナーでは先行。ある程度の距離を保つものと思われたが、少し行きたがるような素振りも見せて、向正面に入ったところでは少し差ができた。
ただ、3コーナー手前あたりからは落ち着き、後ろをしっかりと待った状態でコーナーリング。最後の直線で折り合っていた
マジックサンズが満を持して加速を促すと、あっさりと追いついて追い抜いていく。
ただ、そこから引き離されないのが
マルガ。2頭でかなり速いラップを踏んでのフィニッシュ。結果的には半馬身ほど遅れていたが、時計は6F80.5〜5F64.4〜4F49.7〜3F35.8〜2F22.7〜1F11.2秒。
驚いたのはラップの詳細。見ていただければ分かるように、きれいな加速ラップになっている。見た目には難しそうに見えたが、中身はきっちり整っていて、これがポテンシャルの高さなのだろう。東京の舞台でどんな走りを見せてくれるか、期待は膨らむばかりだ。
(取材・文:井内利彰)