1着になったウィルソンテソーロ 岩手県競馬組合提供
◆第38回マイルチャンピオンシップ南部杯・Jpn1(10月13日、盛岡競馬場・ダート1600メートル、良)
秋のダートマイル王決定戦は16頭(JRA7、岩手6、他地区3)で争われ、4番人気でJRAの
ウィルソンテソーロ(牡6歳、美浦・高木登厩舎、父
キタサンブラック)が直線で抜け出し、後続に4馬身差をつけて勝利。昨年のJBCクラシック(佐賀)に続くJpn1・2勝目を挙げた。川田将雅騎手は同レース初勝利となった。勝ちタイムは1分34秒3。
今回が13回目のG1級レースで、23年、24年のチャンピオンズC、東京大賞典、24年の帝王賞と2着は5回で上位の常連馬。今年はサウジC4着、ドバイ・ワールドC7着、前走の帝王賞5着と国内外の一線級を相手に戦い、3か月ぶりのここで結果を出した。
2着は5番人気でJRAの
シックスペンス(御神本訓史騎手)、3着は2番人気でJRAの
ペプチドナイル(藤岡佑介騎手)が入った。
川田将雅騎手(
ウィルソンテソーロ=1着)「素晴らしい走りをしてくれて、勝ち切ってくれてホッとしています。世界でも戦いながら、1800、2000と走ってきてくれてる馬なんですけども、1600がちょうどいいとは常々思ってはいたので、とにかく気持ち良く競馬さえすれば、結果は伴えるなとレース前は思っていました。とてもリズム良く走ってくれました」
高木登調教師(
ウィルソンテソーロ=1着)「気持ちも勝っていますし、道中はうまくごまかしながら距離をもたせる感じで、これまでジョッキーも乗っているので返し馬でコンディションを確認してもらう感じでした。終始手応えもあったし落ち着いていけていました。6歳でもまだまだ伸びしろがありそう。レース後の状態を確認してからですがJBC(クラシック)に登録しようと思います」