11月2日(日)に東京競馬場、芝2000mで行われる天皇賞(秋)。すでに特別登録が発表され、15頭がエントリーしているが、その出走予定馬たちが今朝22日、レースへ向けた1週前追い切りを行っている。
前走宝塚記念8着に敗れている
ロードデルレイ(栗東・中内田充正厩舎)はレースでも騎乗が予定されている西村淳也騎手を背にCWで単走。道中は決して速いラップには見えなかったが、実際には5F標識から15秒を切っていた。
最後の直線も楽に走って、時計は6F81.1〜5F65.8〜4F51.4〜3F36.7〜2F23.0〜1F11.5秒。前走のダメージを心配したが、それは全く関係なく、
リセットされて調子を上げてきている現状という感じがする。
前走新潟記念を競走除外となった
クイーンズウォーク(栗東・中内田充正厩舎)は川田将雅騎手が跨り、同じ時間帯のCWで単走。こちらは道中、ゆっくりと走り、最後の直線で一気に加速する形。時計は6F83.6〜5F68.2〜4F53.6〜3F37.9〜2F22.8〜1F10.9秒。ラスト1Fの10秒台はこの日のトップタイで、その鋭い動きはゴール前で際立っていた。
ジャスティンパレス(栗東・杉山晴紀厩舎)はレースでも騎乗が予定されている団野大成騎手が跨って、1回目のハローが終了した直後のCWへ入場。前方に同厩舎の3頭併せがいて、それが視界に入るポジショニング。4コーナーを回るあたりで前に追いつきそうになるが、他厩舎の併せ馬などもいて、大外を回らされて、この地点では3頭に並びかけていない。
ただ、最後の直線に向くと、ぐんぐん伸びて前の集団に追いつき、最後は外から差し切ったかどうかという感じ。時計は6F81.4〜5F66.8〜4F52.6〜3F37.5〜2F23.2〜1F11.3秒。しっかり追われていたが、動きには余裕があるように見えた。
(取材・文:井内利彰)