「第25回JBCスプリント」(Jpn1、1000メートル、14頭立て)が3日、船橋競馬10Rで行われ、5番人気の
ファーンヒル(牡6=大井・荒山、父
キンシャサノキセキ)が好スタートから
エンテレケイアとの先行争いを制すると、そのまま押し切って1着。大井開催だった2023年の
イグナイター(兵庫)以来となる地方所属馬5勝目となり、鞍上の笹川翼(31)は23年
イグナイター以来のJBCスプリント2勝目。2着にダート初勝戦だった1番人気の
ママコチャ、3番人気の
サンライズアムールが武豊騎乗の6番人気
チカッパを鼻差封じて3着に入り3連単<3><13><1>は1万9140円(92番人気)。
殊勲の勝利を挙げた笹川は「無事にこの馬に地元のタイトルを取らせることができて非常にうれしく思ってます」と喜びを
語った。相棒の状態は「もう抜群でした。レース前はいろいろと考えていたんですけど、乗ったらもう迷わず自信持ってこの馬信じて乗るだけだなっていうのを確信するぐらいいい出来でした」と手応え
バッチリの口ぶり
レースの作戦について「もう出てから決めようと思っていた。スタートも決まりましたし、自信があったのでこれ(出来)でダメならしょうがないという気持ちで乗せていただきました」と言い「直線は長く感じましたね。早くゴールが来てくれと後ろに
ママコチャがずっと見えてたんで、やっぱ速いのかななんて思って追ってましたけど、やっぱりこの馬が一番速かったです」とパートナーを称えた。
一昨年の
イグナイター以来となる地方馬でのJBC勝利には「うれしいのとホッとしたのとどちらもですけど、やっぱり
JBC
っていうこの地方競馬の祭典で地方競馬所属の馬が勝てたってことは、すごく大事なこと。その鞍上に僕がいたっていうのはとても幸せなことだなって思いました」とファンの前で改めて感動を伝えた。