◆第15回みやこS・G3(11月9日、京都・ダート1800メートル、不良)
1着馬にチャンピオンズC(12月7日、中京)の優先出走権が与えられるG3は15頭立てで争われ、1番人気で松山弘平騎手騎乗の
アウトレンジ(牡5歳、栗東・大久保龍志厩舎、父
レガーロ)は、7着に敗れた。
同馬は、昨年11月の浦和記念で重賞を初制覇。今年5月の平安Sで2勝目をマークした。前走の帝王賞は2着に敗れたが、勝ち馬は3日のJBCクラシックを圧勝した
ミッキーファイト。強敵に首差と好走していた。
夏場は休養に充ててリフレッシュ。当所の目標であったJBCクラシックには出走がかなわなかった。それでも昨年2着の同レースに、照準を合わせ調整されたが、スタートから後方に置かれ、最後は力尽きた。
勝ったのは2番人気の
ダブルハートボンド(坂井瑠星騎手)で、勝ち時計は1分47秒5。19年7月の名鉄杯(中京)で
スマハマがマークした1分47秒6を更新するJRAレコードとなった。2着は7番人気の
サイモンザナドゥ(川田将雅騎手)、3着は3番人気の
ロードクロンヌ(横山和生騎手)だった。
松山弘平騎手(
アウトレンジ=7着)「ついていくので、いっぱいいっぱいでした。良く頑張ってくれていますが…」
三浦皇成騎手(
ラムジェット=4着)「脚質的に、今日の馬場が合わなかったです。海外遠征は、いい状態ではありませんでしたが、今日は厩舎が最高の状態に仕上げてくれたのが返し馬で伝わりました。乗ったなかでも一番と言えるくらいの伸びでしたし、ここを叩いて良くなると思います。これからが楽しみです」
Cデムーロ騎手(
ドゥラエレーデ=5着)「初ブリンカーで、一生懸命走ってくれました。最後のコーナーも手応えはありましたが、直線では一本調子に。でも、ブリンカーは効果的ですね」
高杉吏麒騎手(
ブライアンセンス=6着)「ポジションを取ってほしいとの指示でした。ゲートを出てからの進みも良かったですし、手応え良く回って来られました。馬場が乾いていたら、違ったかもしれません」
団野大成騎手(
デルマソトガケ=8着)「馬はイメージ通りでした。ぺースが速すぎて、この馬向きの展開ではありませんでした。でも、どこかで一発やってくれるような気はしましたよ」
幸英明騎手(
シゲルショウグン=9着)「前回はハナに行かない競馬ができたので、そのイメージで運びました。でも結果を見ると、無理にでも行かせた方が良かったかもしれません」
佐々木大輔騎手(
ペリエール=10着)「ついていくのにいっぱいいっぱいでした。想定していたよりも、時計もペースも速かったですね。馬の状態はいいと感じたのですが…」
西村淳也騎手(
レヴォントゥレット=11着)「勝った馬が強かったですね」
田口貫太騎手(
レイナデアルシーラ=13着)「スタートよく、3番手につけられましたが、勝った馬についていった分、止まりました。まだ3歳馬ですし、これからなので、また頑張ってくれると思います」