ココナッツブラウンはレースごとの馬体重の増減が大きく、パドックでも気持ちが高ぶりやすいタイプ。安定した走りを見せてはいるが、調整には細心の注意が必要な馬だ。
ただ、近2走の北海道滞在競馬では、その気性面に良い変化が見られた。落ち着いてレースに臨めたことで、走りに安定感が増した印象がある。
今回は京都競馬場に舞台を戻すが、走り慣れたコースだけに不安は少ない。中12週と間隔を十分に取ったことで、馬体の立て直しもスムーズに進んだ。
上村洋行厩舎が得意とする「チャンピオンヒルズ帰り」のローテーション。外厩での入念な調整を経て、ベストの状態でレースを迎えられる可能性が高い。データ的にも臨戦過程的にも、狙ってみたい一頭だ。