元気いっぱいの動きで態勢を整えたソウルラッシュ(撮影・中田匡峻)
「マイルCS・G1」(23日、京都)
史上7頭目の連覇を狙う
ソウルラッシュが19日、栗東坂路で最終リハ。7歳とは思えない活気あるフットワークで登坂した。4月のドバイターフでVに導いたC・デムーロと2度目のコンビ。心強いパートナーとともに、8歳でこのレースを制した2008年のカンパニー以来となる、7歳以上馬によるマイルCS制覇の快挙へ挑む。
反撃へ、準備は整った。連覇を狙う
ソウルラッシュは栗東坂路で単走追い。雨で重くなったチップを高く蹴り上げると、ラストを軽く仕掛けられて4F53秒7-39秒3-12秒1をマーク。7歳になっても元気いっぱい。良質な筋肉をまとった黒鹿毛のボディを弾ませ、好調ぶりを伝えた。
◆池江泰寿調教師
-前走の富士Sを振り返って。
「休み明けはあまり走らないタイプで、東京の直線のだらだらと勾配が続くような坂はあまり得意としていないです。そのなかで強い相手に3着なら、まずは及第点かなと思います」
-1週前追い切りについて。
「やればいくらでもラストは出る馬ですし、前走時に比べて反応の良さとか、はじけ方も良くなっていました。背中の
バランスも良くなりましたね」
-最終追い切りは。
「昨年のマイルCSの当該週の追い切りも坂路で単走でした。時計的には同じくらいでしたが、ちょっとラスト1Fの反応やはじけ方は昨年の方が良かったですね」
-その理由は。
「今年は雨が降って馬場が重たくなりました。昨年の方が走りやすい馬場でした。反応は悪くなかったですが、馬場が軽かった分、走り方は昨年の方がもう少しはじけていましたね」
-連覇が懸かる一戦。
「なかなか連覇は難しいですが、何事もなく順調に来ていますし、まずは
ソウルラッシュが力を出せるように状態を整えていきたい。直線が平たんならいい脚を使えますし、3コーナーの下りで加速していける京都は合いますからね」