ジャパンC2025に出走予定のマスカレードボール(今年11月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん)
一般的に馬柱の前走欄で注目すべきは、人気ではなく着順だろう。しかしながら
ジャパンCは例外。ここはあえて前走の人気に要注目したい。
詳しく説明しよう。近10年の
ジャパンCにおいて、前走で1〜2着だった馬は【7-5-4-42】の勝率12%、複勝率28%。回収率は単勝が30%、複勝が41%となっている。対して前走で1〜2番人気だった馬は【8-6-7-37】の勝率14%、複勝率36%。回収率は単勝が52%、複勝が55%だから、どちらが優勢かは一目瞭然だ。
そして前走1〜2番人気の中でも、とりわけオススメは天皇賞(秋)から直行の馬だ。該当10頭の成績は【4-1-3-2】の勝率40%、複勝率80%。20年以降に限ると【4-1-0-1】で、23年の
イクイノックス、24年の
ドウデュースと連勝中だから、かなり信頼できる。
では、今年のメンバーを見てみよう。天皇賞(秋)で1〜2番人気だったのは、勝った
マスカレードボールと8着だった
タスティエーラの2頭だ。前者はともかく、後者は敗戦明けで買いづらいという人もいるだろう。ただ、該当10頭の中には18年3着の
スワーヴリチャード(天皇賞は1番人気で10着)のように、天皇賞(秋)の大敗から巻き返した馬もいるので、そう気にする必要はない。軸にするかヒモにするかはアナタ次第だが、是非とも馬券に組み込んでほしい。