◆第26回チャンピオンズC・G1(12月7日、中京競馬場・ダート1800メートル)追い切り=12月3日、栗東トレセン
復活へ“闘志”を注入された。
ペプチドナイルは富田(レースは藤岡佑)を背に、栗東・CWコースで3頭併せ馬。一杯に追われ6ハロン83秒6―12秒1をマークしたが、
テイクザスローン(2歳未勝利)に半馬身遅れた。「下(CWコース)はもともと動かないタイプ。今日も加減なくやってもらったけど、もう少しビューンと来て欲しかった」と物足りなさも口にした武英調教師。「これでグッと変わってくれれば」と実績馬の変わり身に期待した。
攻めの姿勢を結果に結びつけたい。前走の武蔵野Sは9着惨敗。不得手な決め手勝負になったとはいえ、不満の残る内容だった。「変に落ち着いている。もっとピリッとしてきていいのにな」とトレーナー。最終追いは坂路が主体だったが、今回は23年11月のみやこS以来のCWコース追い。11月29日(6ハロン82秒0―11秒8)に続き一杯に追われた。
復調への足がかりにするため「先週末も今週も加減せずやってもらった」と武英師。24年フェブラリーSを制し、昨年の当レースは5着。本来の輝きを取り戻し、G1馬の意地を見せる。