国内最終追い切りを行ったエンブロイダリー(カメラ・荒牧 徹)
◆香港マイル・G1(12月14日、香港シャティン競馬場・芝1600メートル)国内最終追い切り=12月4日、美浦トレセン
香港マイル・G1(12月14日、シャティン)に出走する
エンブロイダリー(牝3歳、美浦・森一誠厩舎、父
アドマイヤマーズ)が、6日の香港出国へ向けて追い切りを行った。
周囲に馬がおらず、照明の光だけが照らす暗闇のなかを堂々と駆け抜けた。準備運動を兼ねて坂路を軽く流すと、すぐにWコースへ移動。向こう正面からゆったりとペースを刻むと徐々にペースアップ。最後は追われる形で単走一杯。6ハロン83秒3―11秒1をマークして本番を見据えてしっかりと負荷をかけられた。
森一調教師は「約2週前に帰ってきて、ここまで順調といった感じです。先週のWコース1本目はまだ反応の鈍さがありましたが、今日は単走でそこを注意しながら、しまい1ハロンはしっかりと追いました。時計的にも予定通りでラストの伸びも良かったと思います」と手応えをつかむ。