15日、浦和競馬場で行われた第18回埼玉栄冠賞(3歳上、南関東G3・ダート1900m、1着賞金1000万円)は、的場文男騎手騎乗の5番人気{horse=2004103601:クレイアートビュン}(牡4、浦和・小久保智厩舎)が、中団追走から直線で一気に末脚を伸ばし、6番人気エスプリベンに4馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは2分02秒3(稍重)。さらにクビ差の3着に8番人気サウンドサンデーが入り、1番人気デスモゾームは10着に敗れた。
勝ったクレイアートビュンは、父トーホウエンペラー、母ベロニカ(その父エイシンサンディ)、祖母が87年新潟大賞典(GIII)を勝ったセッテジュノーという血統。
06年8月に岩手・佐藤晴記厩舎からデビューし、翌年から現厩舎へ移籍。重賞は2着に入った今年のゴールドC(浦和)以来2度目の挑戦だった。通算成績32戦8勝(重賞1勝)。
なお、このレース(昨年までは埼玉新聞杯)を地元・浦和所属馬が勝ったのは97年グランプリクン、01年ロイヤルエンデバーに続く7年ぶり3頭目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。