06年の神戸新聞杯(GII)などを制した{horse=2003102720:ドリームパスポート}(牡5、美浦・稲葉隆一厩舎)が左前浅屈腱炎を発症し、JRAの競走馬登録を抹消することがわかった。今後は北海道恵庭のすずらん乗馬クラブで乗馬となる予定。
ドリームパスポートは、父フジキセキ、母グレースランド(その父トニービン)という血統。伯父に01年香港ヴァーズ(香G1)を制したステイゴールドがいる。
05年9月に栗東・松田博資厩舎からデビュー。06年きさらぎ賞(GIII)で重賞初制覇を飾ると、皐月賞(GI)2着、日本ダービー(GI)3着と春のクラシックで健闘。骨折明けの神戸新聞杯(GII)でメイショウサムソン、ソングオブウインドらを破り重賞2勝目を挙げ、菊花賞(GI)2着、ジャパンC(GI)ではディープインパクトの2着と、GI戦線で好走を続けた。昨年の有馬記念(GI)6着を最後に現厩舎へ転厩したが、神戸新聞杯以降は勝ち星を挙げることはできず、10月12日の毎日王冠(GII、11着)が最後のレースになった。通算成績22戦3勝(重賞2勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。