ファンタジーS、13番人気イナズマアマリリスがV

2008年11月09日 15:45

 9日、京都競馬場で行われた第13回ファンタジーS(2歳牝、GIII・芝1400m)は、池添謙一騎手騎乗の13番人気(単勝74.6倍){horse=2006104345:イナズマアマリリス}(牝2、栗東・松元茂樹厩舎)が、好位の内追走から馬群を割って伸びると、5番人気ワンカラットの追撃をクビ差抑え優勝した。勝ちタイムは1分23秒7(良)。さらにハナ差の3着に2番人気アディアフォーンが入り、圧倒的1番人気(単勝1.6倍)ワイドサファイアは4着に敗れた。

 勝ったイナズマアマリリスは、父スエヒロコマンダー、母イナズマラム(その父ラムタラ)。祖母が91年クイーンS(GIII)を勝ったイナズマクロスという血統。

 今年6月に北海道・角川秀樹厩舎からデビューし、3戦目(旭川・ダート1000m)で初勝利。JRAに挑戦した9月の2歳500万下(札幌・芝1200m)を11番人気(単勝154.5倍)で快勝後、続くすずらん賞(OP、札幌・芝1200m)でも2着に入っていた。今回が移籍初戦。通算成績は8戦4勝(うち地方5戦2勝、重賞1勝)。

 鞍上の池添謙一騎手は、朝日チャレンジC(GIII、ドリームジャーニー)に続くJRA重賞制覇で今年5勝目、通算29勝目。管理する松元茂樹調教師は、昨年のオークス(GI、ローブデコルテ)以来となるJRA重賞制覇で、通算24勝目となった。

 勝ち馬の父スエヒロコマンダーは、父コマンダーインチーフ、母が92年阪神3歳牝馬S(GI)の勝ち馬スエヒロジョウオーという血統で、現役時代は99年鳴尾記念(GII)など重賞2勝。現2歳が3世代目の産駒となり、JRA重賞は初制覇となった。

※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。

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