29日、名古屋競馬場で行われた第19回マイル争覇(3歳上、ダート1600m、1着賞金240万円)は、安部幸夫騎手騎乗の1番人気{horse=2002102150:キングスゾーン}(牡7、愛知・原口次夫厩舎)がスタートからハナを奪い、4番人気マサアンビション(愛知)の追撃を2馬身差抑え逃げ切った。勝ちタイムは1分43秒2(稍重)。さらに2馬身の3着には8番人気マヤノグレイシー(愛知)が入った。
勝ったキングスゾーンは、父キングヘイロー、母マチスマリン(その父Al Nasr)。叔母に04年マリーンC(交流GIII)を制したベルモントビーチがいる血統。
05年5月に美浦・阿部新生厩舎からデビューし、同年秋に現厩舎へ移籍。06年オータムスプリントC(金沢・ダート1400m)で重賞初制覇を飾り、07年のサマーチャンピオン(交流GIII)で交流重賞勝ちを果たした。昨年はマイル争覇、東海桜花賞(名古屋)を勝ち、南部杯(交流GI)4着、さきたま杯(交流GIII)3着など交流重賞でも健闘を見せていた。このレースは昨年に続く連覇。通算成績59戦20勝(うちJRA6戦0勝、重賞5勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。