22日、中山競馬場で行われた第58回スプリングS(3歳牡牝、GII・芝1800m)は、岩田康誠騎手騎乗の1番人気{horse=2006103308:アンライバルド}(牡3、栗東・友道康夫厩舎)が、中団追走から直線で一気の伸び脚を見せ、8番人気レッドスパーダに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分50秒8(良)。さらに3/4馬身差の3着に2番人気フィフスペトルが入った。なお、上位3頭には皐月賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝ったアンライバルドは、父ネオユニヴァース、母バレークイーン(その父Sadler's Wells)。半兄にフサイチコンコルド(日本ダービー-GI、父Caerleon)、ボーンキング(京成杯-GIII、父サンデーサイレンス)。甥にヴィクトリー(皐月賞-GI)、リンカーン(阪神大賞典-GIIなど重賞3勝)、姪にアンブロワーズ(函館2歳S-GIII)がいる血統。父ネオユニヴァースは03年のこのレースを制した後、皐月賞、日本ダービーの春クラシック2冠を制している。
昨年10月26日のデビュー戦(京都・芝1800m)でリーチザクラウン、ブエナビスタらを破り快勝。2戦目の京都2歳S(OP)は3着と敗れたが、前走の若駒S(OP)で2着に3.1/2馬身差をつけ2勝目を挙げていた。通算成績4戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の岩田康誠騎手は、根岸S(GIII、フェラーリピサ)に続くJRA重賞制覇で、今年2勝目、通算26勝目。管理する友道康夫調教師は、昨年の鳴尾記念(GIII、サクラメガワンダー)以来のJRA重賞制覇で、通算8勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。