3日、阪神競馬場で行われた第13回シリウスS(3歳上、GIII・ダート2000m)は、和田竜二騎手騎乗の3番人気ワンダーアキュート(牡3、栗東・佐藤正雄厩舎)が好位追走から直線インを突いて抜け出し、後方から追い上げた8番人気ダークメッセージに3馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分4秒5(稍重)。さらにクビ差の3着に4番人気ゴールデンチケットが入った。1番人気のワンダースピードは5着。
勝ったワンダーアキュートは、父カリズマティック、母ワンダーヘリテージ(その父Pleasant Tap)。半兄に09年東海S(GII)など重賞4勝のワンダースピード(父キンググローリアス)がいる血統。
09年1月のデビュー戦(京都・ダート1800m)を制すると、その後もダートの中距離戦で2勝を挙げ、ジャパンダートダービー(交流GI)、レパードS(新設重賞)で共に5着と重賞でも好走。前走のオークランドRCT(1600万下、阪神ダート1800m)を5馬身差で圧勝し、ここに臨んでいた。通算成績10戦5勝(うち地方1戦0勝、重賞1勝)。
鞍上の和田竜二騎手は、コスモプラチナで制したマーメイドS(GIII)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算26勝目。管理する佐藤正雄調教師は、開業後10年目でのJRA重賞初制覇となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。