27日、荒尾競馬場で行われた第30回九州ジュニアグランプリ(ダート1500m、1着賞金250万円)は、山口勲騎手騎乗の1番人気フレーザーハクユウ(牝2、佐賀・東真市厩舎)が、スタートから先頭に立つと、直線を向いても脚色は衰えず、4番人気ケイエムサンクス(佐賀)に5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分38秒2(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には2番人気レッドエンゼル(荒尾)が入った。
勝ったフレーザーハクユウは、父レギュラーメンバー、母エバークロス(その父メンデス)という血統。今年の6月に佐賀競馬からデビューし、2戦目で初勝利。JRAのフェニックス賞(OP、小倉・芝1200m)では7着に敗れたが、前走のアルデバラン賞(佐賀・ダート1400m)でも逃げ切りを図り、後続に5馬身差をつける圧勝劇を飾っていた。通算成績6戦4勝(うちJRA1戦0勝、重賞1勝)。