現地時間7日、米・サンタアニタパーク競馬場で行われたBCクラシック(3歳上、米G1・オールウェザー10f、12頭立て)は、M.スミス騎手騎乗の1番人気ゼニヤッタ Zenyatta(牝5、米・J.シレフス厩舎)が、最後方追走から直線で外に持ち出されると、ゴール前で先行各馬を一気に交わし、ジオポンティ Gio Pontiに1馬身差をつけて快勝。史上初の牝馬によるBCクラシック制覇を成し遂げた。勝ちタイムは2分00秒62(良)。さらに1.1/4馬身差の3着にはトワイスオーバー Twice Overが入った。
勝ったゼニヤッタは、父Street Cry、母Vertigineux(その父Kris S.)という血統の米国産馬。半姉に06年サンタアニタオークスなど米G1・3勝のバランス Balance(父サンダーガルチ)がいる。05年キーンランドセプテンバーセールにて6万ドルで落札されていた。
07年11月のデビューから連戦連勝で、これまでに08年アップルブロッサムH、ヴァニティH、レディーズシークレットS、BCレディーズクラシック、09年ヴァニティH、クレメントL.ハーシュS、レディーズシークレットS(すべて米G1)を制覇。今回は初めての牡馬との対戦だったが、この勝利でG1・8勝を含む無傷の14連勝となった。通算成績14戦14勝(重賞12勝)。