昨秋死亡ファーディナンド、米国で問題

2003年07月25日 18:08

 米国で86年のケンタッキーダービーを制し、94年に日本に輸入され種牡馬生活を送っていたファーディナンド(父Nijinsky、母Banja Luka)が、昨年死亡していたことが米国の競馬メディアにが報じられて、問題となっていることが24日、分かった。

 同馬は83年・米国産で、86年のケンタッキーダービーを圧勝し、87年にはBCクラシック、ハリウッドゴールドCを制し、87年度の北米年度代表馬に選出され、通算29戦8勝(2〜5歳時)の戦歴を残して、米国で種牡馬入りした。主な産駒には93年の米G1・フロリダダービーを制したブルインザヘザーがいる。

 日本では95年から01年まで静内のアロースタッドで繋養され、種牡馬成績は登録120頭、出走93頭、勝ち馬53頭。中央の産駒の成績は出走66頭、勝ち馬11頭、通算12勝(03年7月20日現在)。地方では00年ビューチフルドリーマーC(水沢)を勝ったラフレシアダンサー、01年東北ジュニアGP(盛岡)を勝ったコンプリートアゲンなどが活躍したものの、産駒成績が上がらず01年に個人牧場へ移籍。2年間で8頭に種付けしたものの昨年9月に種牡馬登録を抹消し、廃用されていた。

 名馬アリシバを破ってのBCクラシック制覇などからファンの多い馬の異国の地での寂しい最期に、米国内の反響は小さくなかった。

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