一昨年の皐月賞馬
キャプテントゥーレは再来日したルメールを背に、栗東坂路で単走追い。ラストまで勢いは衰えず、4F54.2-38.9-12.2秒をマーク。確かな脚さばきで、芦毛の馬体がこう配を駆け上がった。
「
ベリーハッピー」と好感触に、鞍上は笑みを浮かべる。「いい動きだったし、最後まで力強かった。(レース)ビデオを見ると掛かるところがあったが、気にはならなかった。200m長いかもしれないが、中山ならこなせるだろう」。日本を知り尽くす名手だからこそ、
ファーストタッチで不安をぬぐい去った。
昨年の覇者
ネヴァブションが、美浦北Cで軽快な動きを披露した。
エアパグナス(4歳500万下)、
トレノジャイアント(3歳未勝利)を大きく追走する形。直線に入ると内から突き抜けて、5F64.5-38.3-12.9秒の時計を計時した。連覇を目指す一戦へ、伊藤正師は「状態は最近のなかでは一番いい。勝った昨年と比較しても、そん色はない」と力強い。
提供:デイリースポーツ