「第42回ダービー卿CT・GIII」(芝1600m)は4日、中山11Rに16頭で争われ、スローの2番手で折り合った7番人気の
ショウワモダンが、逃げた4番人気の
マイネルファルケ(2着)を直線で交わし、1分34秒3のタイムで重賞初制覇を飾った。さらに1馬身半差の3着には好位を追走した
サニーサンデーが入り、1番人気の
トライアンフマーチは直線で伸びきれず10着に敗れた。
「パドックでまたがった瞬間からビリビリした感じが伝わってきた。今までと違う雰囲気。最後も手応えが抜群でした」
全く危なげのない勝利へと導いた後藤は、フラワーCの
オウケンサクラ、
マーチSの
マコトスパルビエロに続く3週連続での“お立ち台”登場。「(3月19日に)36歳になってから具合、いいですね」と笑みを見せた。
「雨や雪が降らなければ駄目なイメージがあったんだけど。ウチの厩舎にとってはドル箱だね」とモダンの頑張りをたたえた杉浦師は、04年の毎日王冠を制したテレグノシス以来の重賞ゲット。次戦は当初、京王杯SC(5月15日・東京)かメイS(5月22日・東京)の両にらみだったが、勲章を得たことで前者のGIIを選ぶ可能性が高い。
良馬場で1分34秒3のタイムは過去10年で
ワースト2。とはいえ大得意の時計を要する舞台や決着なら今後、もっと上のステージでも再び脚光を浴びるシーンがあっていい。
提供:デイリースポーツ