【ジョッキークラブゴールドC】
BCクラシック最終トライアルであるG1ジョッキークラブゴールドC(3歳上、10f)が27日、米・ベルモントパーク競馬場で開催され、本命視された4歳マインシャフト(父エーピーインディ)が、2着クエスト(父シーキングザゴールド)以下を4.1/4馬身差しりぞけて圧勝。7月のG1サバーバンH、9月のG1ウッドウォードSに続いてG1・3連勝を果たした。
今年の年度代表馬にまた一歩近づいたマインシャフトだが、注目のBCクラシック出走に関して、陣営は明らかな出走表明をしていない。というのも、陣営はこのゴールドCを目標としてきたことと、BCが開催されるサンタアニタ競馬場までの長距離輸送を考慮しているからである。
一方、2番人気に推されていた今年のドバイWC勝馬ムーンバラッド(父シングスピール)は、しんがりの5着に敗れた。
【フラワーボール招待S】
ベルモントパークで27日、牝馬限定G1フラワーボール招待S(3歳上、芝10f)が開催され、3歳馬ディミトロワ(父スウェイン)が馬群中団から一気に快勝した。
今年3月のメイドン・レースに続いて、4月の準重賞レースに連勝したディミトロワは、G1愛1000ギニー3着となった後、アメリカンオークスで北米初出走初勝利を達成。前走G1ガーデンシティBCHで、1番人気を裏切り2着に敗れた。次走は、10月25日のBCフィリー&メアターフに向かう。また、本命視されていた4歳ヒートヘイズ(父グリーンデザート)は3着となった。
【ターフクラシック招待S】
G1ターフクラシック招待S(3歳上、芝12f)が27日、ベルモントパークで開催され、圧倒的な1番人気に推されたスラマニ(父エルナンド)が、2着ディーライトフルアーヴィング(父アフターヌーンディーライツ)を2.3/4馬身しりぞけて快勝。BCターフ制覇に大きく近づいた。
スラマニは、後方からのレースとなったが、直線入り口で大きくつまずくアクシデントに見舞われながらも一気に追い込んでの優勝となった。昨年の仏ダービー馬で、3歳馬ながら凱旋門賞2着となったスラマニは、北米デビュー戦となった8月のG1アーリントンミリオンで2位入線。しかし、1位入線したストーミングホームの降着により、繰り上がり優勝となった。