「第58回京都新聞杯・GII」(芝2200m)は8日、京都10Rに17頭で争われ、好位を追走した3番人気の
ゲシュタルトが、直線で先頭に立った2番人気の
コスモファントム(2着)の外から一気に強襲。鮮やかに1馬身1/4差をつけ、2分12秒8のタイムで重賞初勝利を飾った。3着には鋭く追い込んだ1番人気の
レーヴドリアン。
池添はテン乗りだったが、追い切りにも意欲的にまたがって馬との呼吸を合わせていた。「早めに抜け出すと気を抜くところがあると聞いていたので、ある程度まで我慢して追い出しました」と会心の騎乗にほおを緩ませる。
着差以上の強さを誇示し、命題だった賞金加算もしっかりとクリアしてみせた。見届けた長浜師も「理想以上の内容」と声を弾ませる。さらなる強豪が待つ舞台へ前進するのみ。「次走はダービー(30日・東京)を使う方向だが、中2週だし、様子を見ながらだね。どこも異常がなければ調整を進めていく」。鞍上は引き続き池添の予定。勢いに乗って、競馬の祭典に臨む。
提供:デイリースポーツ