25日、BCターフ(米G1)でジョハー Joharと1着同着し、史上初のBCターフ2連覇を達成、11月30日のジャパンCにも選出されていたハイチャパラル High Chaparral(牡4、愛国・A.オブライエン厩舎)が、ジャパンCには出走せずこのまま引退することが明らかになった。来春から父Sadler's Wellsも繋養される愛・クールモアスタッドで種牡馬入りする。
ハイチャパラルは父Sadler's Wells、母Kasoraという血統。2歳9月のデビュー戦は敗れたが、続くメイドンを勝利し、3戦目にレーシングポストトロフィー(英G1)で初重賞制覇。その後は6連勝で、翌春には英ダービー(英G1)、愛ダービー(愛G1)を制し、秋には凱旋門賞(仏G1)3着を経てBCターフを制覇。今年は肩のケガで前半戦は戦列を離れていたが、8月のロイヤルウィップS(英G2)で復帰を飾ると、愛チャンピオンS(愛G1)に優勝。凱旋門賞は昨年に続き3着と敗れたが、BCターフで2連覇を達成していた。通算成績は13戦10勝。3着以下なしという安定した成績で、重賞勝ちは上記の7勝の他、愛ダービートライアルS(愛G3)の計8勝。