北海道・浦河のイーストスタッドで繋養されていたブラックタイアフェアー(牡17)が、米国に逆輸出されることになった。繋養先はハウスバスターなども繋養されるブルーリッジファーム。
ブラックタイアフェアーは父Miswaki、母Hat Tab Girlという血統。現役時代は2〜5歳時45戦18勝2着9回3着6回。使われながら力を付けて、初G1勝ちは5歳時のフィリップH.アイズリンH(米G1)。その勢いでBCクラシック(米G1)も鮮やかに逃げ切り、91年の年度代表馬に選ばれた。
翌年から種牡馬入りし、初年度産駒からフォーマルゴールド Formal Gold(ウッドワードS)などを出し、日本でも外国産馬として輸入されたワシントンカラー(根岸S)らが活躍。98年に日本に輸入された。輸入後の代表産駒はレイナワルツ(フィリーズレビュー3着)、フジノタカネ(ラベンダー賞)らを出すにとどまり、種付け頭数も昨年は25頭、今年は7頭と人気を落としていたが、米国では今年、イヴニングアタイア Evening Attire(ジョッキークラブゴールドC)らが活躍。求められての帰国となったようだ。