昨年の最優秀4歳以上牝馬に輝いたダイヤモンドビコー(牝5・美浦・藤沢和雄厩舎)が21日付で競走馬登録を抹消した。今後は千歳・社台ファームで繁殖入りする予定。
ダイヤモンドビコーは父サンデーサイレンス、母ステラマドリッドという血統。母はエイコーンS(米G1)など米G1を4勝した活躍馬で、98年のセレクトセールでは日本のセリ史上、牝馬最高額(当時)となる1億7500万円で落札され、デビュー前から注目を集めた。
クラシック戦線には乗れなかったものの、3歳秋の01年ローズS(G2)で重賞初制覇し、02年は中山牝馬S(G3)、府中牝馬S(G3)、阪神牝馬S(G2)と重賞3勝。エリザベス女王杯(G1)ではファインモーションの2着に入り、最優秀4歳以上牝馬に選ばれている。今年は5戦未勝利でクイーンS(G3)4着が最高という成績。最後のレースはエリザベス女王杯6着となった。通算成績は23戦7勝(うち重賞4勝)。