リーサムポイントは、美浦坂路で
プリンセスキナウ(2歳未勝利)を2馬身追いかける形でスタート。間隔を維持しながら、残り2Fで仕掛けを開始。それでも俊敏な反応を見せないのは、気性的な幼さゆえか。ゴール前でようやく闘争本能に火がつき、最後は併入で格好をつけた。4F54.7-39.4-13.0秒。平凡な時計、見栄えのしない内容にも、大江原師は柔和な笑みを浮かべる。「追いつきそうだったけど、フワフワしていた。最後になってガツンと来た感じ。気難しい馬だから」。デビュー戦の前もド派手なデモンストレーションを見せていなかった。いわゆる実戦型。「前走より
テンションが上がっていることもない。動きも問題なかった」と総合的に見て合格点を与えた。
美浦Wの
ヴァナディースは3角まで鞍上がなだめるのに苦労するほどだったが、それでも6F83.1-38.8-13.5秒で先着を決めた。「ペースが上がるまでは力みましたね。
スピードに満ちあふれている。直線は歩いちゃうかと思ったけど、スッーと楽に伸びたのはすごい」と手綱を取った吉田豊。「馬の後ろに入れたいので外枠は嫌ですね」と注文をつけた。
提供:デイリースポーツ