7日、阪神競馬場で行われた阪神ジュベナイルF(G1・芝1600m)は、四位洋文騎手騎乗の6番人気ヤマニンシュクル(牝2、栗東・浅見秀一厩舎)が直線大外強襲で粘る10番人気ヤマニンアルシオンをクビ差捕らえて優勝。勝ちタイム1分35秒9。3着には12番人気コンコルディアが入り、3連複は376760円の大波乱。1番人気のスイープトウショウは直線の不利もあり5着に終わった。
勝ったヤマニンシュクルは父トウカイテイオー、母ヤマニンジュエリーで、祖母ティファニーラスはケンタッキーオークス(米G1)馬という血統。前走札幌2歳S(G3)では3着に敗れたが、同レースで東スポ杯2歳S(G3)3着のキョウワスプレンダや萩S勝ちのスズカマンボに先着した底力を見せた。通算成績は5戦3勝で、他にコスモス賞(OP)勝ちがある。
なお、トウカイテイオー産駒のG1制覇はトウカイポイント(02年マイルCS)以来2頭目。鞍上の四位洋文騎手は今年の安田記念(アグネスデジタル)以来のJRAG1通算7勝目。管理する浅見秀一調教師は98年天皇賞・春(メジロブライト)以来のG1・2勝目。2着のヤマニンアルシオンも管理しており、ワンツーフィニッシュとなった。