シリウスSで重賞初制覇を飾った{horse=2005102557:キングスエンブレム}。これでダートは5戦3勝だが、決して順風満帆ではなかった。初ダートの上賀茂S(1600万下)でいきなり勝ったものの、脚部不安で10か月の休養を余儀なくされる。その後の復帰2戦はともに10着、11着と大敗が続いた。「結果が出なくてどうかと思ったが、その後は2連勝。カムバックしてくれて本当に良かった」と石坂師は胸をなで下ろす。
10月27日は栗東坂路で4F52.8秒をマーク。「前走時は追い切りでよれていたり、しんどそうだったが、いい動きだったよ。2度使って、次はもっと良くなってきそう」と松原助手は上積みを見込む。「きゃしゃだったが、幅が出てしっかりとしてきたね。あとはメンタル面が課題。父の産駒は気が勝っており、難しいところがある。でも、このメンバーで走ってくれれば今後に楽しみが出てくる」。一歩先を見据えて、まずは重賞連覇を狙う。
得意の舞台で復活Vを狙う。6か月半ぶりとなる{horse=2005103381:ダイシンオレンジ}はノーザンファーム空港牧場での充電を経て、9月に帰厩した。「順調に乗り込めている。強い調教をすると疲れが出るが、それを乗り越えてくれた。今週のひと追いで走れる態勢になりそう」と庄野師。前走のアンタレスSでの重賞初Vを含め、京都ダート1800mは4勝と実績は文句ない。
提供:デイリースポーツ