落ち着いた姿が遠征の疲れがないことを示す。{horse=2007190001:スノーフェアリー}は7日に千葉県白井の競馬学校から京都競馬場へ移動したばかり。この日は決戦の地で初めての脚ならしとなった。
ハンナ厩務員を背に芝コースをダクで踏みしめると、4コーナーのポケット奥からキャンターを開始。ゴール板を過ぎ、2コーナーまで駆けた。「ベリーグッド!」芝コースで動きを見届けたロビン助手は歯切れのいい言葉で第一声を放つと「非常にいい状態。白井からの輸送もあったけど、カイバも良く食べている。この上なくいい調子です」と満面の笑みを浮かべた。
ダンロップ厩舎はウィジャボードで05、06年JC(5、3着)、コートマスターピースで06年マイルCS(7着)に参戦。3度目の来日となるロビン助手は、ディープインパクトに負けた06年JCが印象に残るという。「タフなコースでスタミナが切れた。でも、スノーフェアリーはスタミナがあるからね。」木曜には調教師が見守るなか、2冠制覇へとエスコートした主戦ムーアを背に追い切る予定。「私自身は自信がある。あとは一番いい状態に仕上げるだけ。」世界の主演女優が淀のターフで華麗に舞う。
提供:デイリースポーツ