ツルマルワンピース、好時計に師も笑顔/阪神JF

2010年12月10日 12:03

 母譲りの雄大な馬体を豪快に揺らした。{horse=2008101894:ツルマルワンピース}は栗東坂路で最終追い。ベッラミーア(2歳未勝利)を4馬身追走し、ラストまできっちり追われて、4F50.9-37.5-13.0秒で1馬身先着。「ラスト1F強め、という指示。こんなに走ったのは初めてじゃないか。カイバの心配がないから、ケイコもしっかりできる」と橋口師は頬を緩ませた。

 週初めから「あの2頭の力が抜けている」と、レーヴディソール、ダンスファンタジアの無敗馬に白旗を揚げていたトレーナー。ただ、愛馬も確かな成長は遂げている。「小倉の頃よりいい。キャリアが豊富でレース慣れしている。距離が延びてしぶとさを発揮してくれれば」と、前々からの粘り込みで波乱演出を狙う構えだ。

 馬体の見栄えは素晴らしい。母ツルマルグラマーは500キロの大型馬。01年のファンタジーSで2着に入り、阪神JFでは3番人気(13着)に推された実績を持つ。「お母さんも能力はあった。でもその後、レース中に石が当たって目が悪くなった。それで早く引退したんだ」。子供のツルマルワンピースも490キロ。「見てくれは負けていない」と母同様、素質は高い。

「まあ、強いのはあの2頭だよ。でも今日の追い切りは良かったなあ」と締めたトレーナー。抜群の状態面がうれしい誤算へつながる可能性は、決してゼロではない。

提供:デイリースポーツ

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