米・三冠レースへの前哨戦が各地で行われた
【ガルフストリームパーク競馬場】
14日、ファウンテンオブユースS(米G2、ダート8.5f)は、昨年のレムゼンS(米G2)以来2ヵ月半ぶりの実戦となったリードザフットノーツRead the Footnotes(父Smoke Glacken)が、1番人気セカンドオブジューン Second of June(父Louis Quatorze)を僅差で下して優勝し、重賞3連勝を果たした。
昨年5月のファシグティプトン2歳トレーニングセールで購買されたリードザフットノーツは、8月の新馬戦で9.1/4馬身差圧勝という衝撃デビューを果たした後、9月のアロウワンスレースでも後続を2.1/2馬身差退け、続く10月のシャンペンS(米G1)で6着と敗退したが、11月のナシュアS(米G3)とレムゼンS(米G2)に連勝していた。
また、2着セカンドオブジューンはレース後に右前肢管骨骨折が判明し、今季は絶望的となった。
フォンテンオブユースSのアンダーカードとして行われたハッチンソンS(米G2、ダート7f)には10頭が出走し、T.プレッチャー厩舎のライムハウス Limehouse(父Grand Slam)が直線で先頭に立つと、最後は2.1/4馬身差快勝した。
一昨年のファシグティプトン・サラトガイヤリングセールで購買されたライムハウスは、昨年5月のスリーチムニーズジュヴェナイルと7月のマノールS(米G3)を含む3連勝を果たした後、8月のサラトガスペシャルS(米G2)で3着、そして中2週となったホープフルS(米G1)で5着に敗退。シーズン最後の出走となった10月のレーンズエンドブリーダーズフューチュリティー(米G2)では3着となっていた。1番人気に推されていたウィンドットコマ Wynn Dot Comma(父Struggler)は4着に敗れた。
【フェアグラウンズ競馬場】
15日、リズンスターS(米G3、ダート8.5f)は、重賞初出走のグレイドポイント Gradepoint(父A.P.Indy)。最後方からの競馬となったが、残り3fから力強い末脚を見せて一気に先頭に立ち、最後は半馬身リードして優勝。クラシック有力馬に浮上した。昨年9月のデビュー戦は3着に敗れたグレイドポイントだが、2戦目のメイドンレース、続くアロウワンスレースに勝って、これで3連勝となった。次走は、3月7日のルイジアナダービー(米G2)に向かう予定。