1勝馬が重賞奪取でクラシック路線に乗る。スペシャルウィーク産駒の{horse=2008103245:インナージョイ}は、栗東CWでアグネスヨジゲン(8歳1000万下)を2馬身追走しスタート。道中はゆったりしたラップを刻み、4角では内に馬体を並べる。手応えでは見劣ったが、4F56.9-41.5-12.1秒のタイムをマークして並んでゴールに駆け込んだ。
時計は平凡でも狂いのない調整に、鹿屋助手も納得顔だ。「実質は3Fくらいからしまいを伸ばした。予定通りだし、順調にきています」と及第点を与える。2戦目で未勝利を卒業した。「初戦はもたれて走るところがあったが、前走は真っすぐに走っていた。他馬と接触するところもあったが、ひるむところもなかった。いい根性をしている」と内容を評価する。
異父兄は08年青葉賞を勝ったアドマイヤコマンド。一戦ごとに1Fずつ距離を延ばしているが、2000mにも不安はない。「使うたびに成長力が感じられる。センスのいい馬ですね。血統的にも楽しみにしています」と前を向く。上積みを持って、再び中山の舞台に参戦。決め脚は重賞でも引けを取らない。
提供:デイリースポーツ