29日、中山競馬場で行われた中山記念(G2・芝1800m)は、武豊騎手騎乗の1番人気サクラプレジデント(牡4、美浦・小島太厩舎)が道中中団でやや掛かり気味に進み、直線に入ると外から力強く抜け出して快勝。勝ちタイムは1分44秒9(良)で、02年にトウカイポイントがマークした従来のレコードタイム(1分45秒4)を大幅に更新した。2着には大外から伸びた3番人気サイドワインダー、3着には逃げた2番人気ローエングリンが入った。
勝ったサクラプレジデントは父サンデーサイレンス、母セダンフォーエバー(その父マルゼンスキー)という血統で、重賞は札幌記念(G2)、札幌2歳S(G3)に続き3勝目。通算成績は11戦4勝。管理する小島太調教師は、同馬で昨年の札幌記念を制して以来の重賞勝利となった。鞍上の武豊騎手は、98年サイレンススズカに続き同レース2勝目。なお同騎手は、昨日のアーリントンCをシーキングザダイヤで制覇しており2日連続の重賞勝利となった。