「第61回ダイヤモンドS・GIII」(芝3400m)は19日、東京11Rに16頭で争われ、2番人気の{horse=2007110045:コスモメドウ}が連勝で重賞初勝利を飾った。道中は中団を追走し、直線で外に持ち出されると力強い伸び脚。前走・万葉Sに続くマラソンレース制覇で、改めてスタミナを見せつけた。勝ちタイムは3分31秒9。2馬身差の2着は中団から脚を伸ばした4番人気のコスモヘレノス、さらに1馬身半差の3着は先行して粘った6番人気のキタサンアミーゴが入った。1番人気のビートブラックは道中最後方から猛追したが、4着まで。
クラストゥスの騎乗が光る。掛かり癖のあるパートナーをなだめ、最後の末脚につなげた。「前走もいい感じで勝っていたが、掛かっていたのでリラックスさせることを考えた」。道中は中団で折り合いに専念。コスモヘレノスをかわし、力強く突き抜けた。「前の馬について行ったが、余力は十分だった。新馬戦、未勝利戦で乗っていた馬だけに重賞を勝ててうれしい」。前回の来日時に騎乗し、5、3着と結果を残せなかった。それだけに喜びもひとしおだ。
今後は天皇賞・春(5月1日・京都)へ直行する予定。長距離界に誕生したニューヒーローが、淀の大舞台でGI制覇に挑む。
提供:デイリースポーツ