力強く駆け上がった。
ツルマルワンピースは坂路で
スカイスクレイパー(3歳500万)と併せ馬。4F52.4-38.4-13.1秒をマークし、1馬身先着した。動きを見守った橋口師は「ジョッキーが乗っていたら、もっと速い時計が出ているよ。助手が乗ってこれだけ動けば上等。予定通りだよ」と納得の様子でうなずいた。
もどかしいレースが続く。2走前の阪神JFが5着なら前走のエルフィンSは6着。マイルの距離だと、残り1Fあたりで失速している。「あと1Fってところで甘くなる。GIでも見せ場があったからね。勝つんじゃないかと思ったぐらいだった」。それだけに今回の条件は魅力たっぷりだ。「千四が合う。それに坂がいいんだろうか。阪神も勝っているからね」。距離とコースを味方につけて権利獲りを狙う。
キャリアは7戦と豊富だ。それでも使い減りしないのは強みでもある。「体重は安定している。牝馬で体がこれだけあれば頼もしいからね」。トレーナーは480キロ台で推移する恵まれた馬体に目を細める。7F戦で2勝を挙げる距離巧者が桜花賞出走を誓う。
サルココッカは栗東DPで単走追い。馬なりで5F68.6-39.8-12.2秒をマークした。「中1週だしサッと馬なりで。攻めをやりながら体を増やすことができている」と安藤助手は順調ぶりに納得の表情を見せる。1200mの前走はハナを奪ってV。「ハナにはこだわっていない。あとは距離だけ。こればかりはやってみないと分からないなぁ」と1F延長をポイントに挙げた。
提供:デイリースポーツ