20日、中山、阪神競馬場では新馬戦が1鞍ずつ行われた。
阪神6R(芝2000m)は、岩田康誠騎手騎乗の6番人気アドマイヤキング(牡3、栗東・松田博資厩舎)が、先に抜け出したセフティーミキオーを残り1Fで捕らえると、外から強襲してきたレクレドールをハナ差凌ぎ優勝。勝ちタイムは2分03秒4(良)。父ミラクルアドマイヤ、母ホールオブフェーム(その父アレミロード)という血統で、半兄は02年弥生賞(G2)、03年毎日王冠(G2)など重賞4勝のバランスオブゲーム(牡5、父フサイチコンコルド)。2着は01年香港ヴァーズ(G1)などを制したステイゴールドの全妹で4番人気のレクレドール。02年中山記念(G2)などを制したローエングリン(父Singspiel)の半弟で圧倒的1番人気(単勝150円)に支持されたレゴラス(父サンデーサイレンス)は3着に敗れた。また、2番人気セフティーミキオーは4着、95年天皇賞・秋(G1)を制したサクラチトセオー(父トニービン)の半妹で3番人気サクラエンプレス(父サンデーサイレンス)は7着、03年京都金杯(G3)を制したサイドワインダー(トニービン)の半妹セントクリスマス(父コマンダーインチーフ)は9着に終わった。
中山5R(ダート1800m)は、昨年の南関東リーディングジョッキーである的場文男騎手騎乗の3番人気シルクインパクト(牡3、美浦・中尾銑治厩舎)が、道中2番手から直線渋太く伸びて2着に3馬身差をつけ優勝。勝ちタイムは1分59秒5(稍重)。父スキャン、母シルクトパーズ(その父ブライアンズタイム)という血統。近親には97年の有馬記念(G1)を勝ったシルクジャスティスがいる。2着は直線外から追い込んだ4番人気エイユーウィークスが入り。3着は逃げたニューズウィーク。1番人気のアカフジカシマは見せ場なく11着と大敗した。