JRAは25日、現地時間3月26日にドバイ・メイダン競馬場でドバイワールドカップデー諸競走に出走する日本馬の現地の状況を発表した。
■ドバイワールドカップ(首G1・AW2000m)
・ブエナビスタの調教状況:オールウェザー、軽めのキャンター1周(R.ムーア騎手騎乗)
【R.ムーア騎手の話】
「ブエナビスタには初めて乗りました。馬は元気よく走ってくれました。軽い運動でしたが、少なくとも馬が良い気分であることは分かりました。明日は、この馬の真価が発揮されると思います。オールウェザー(タペタ)でも、とても気持ちよくハンドリングしていました。馬の能力があることは確信しています。今回のドバイワールドカップは、世界中からAクラスの馬が集まっていますが、少しの幸運があって、不利のないレースができれば、ブエナビスタが勝てると思っています。彼女のレースをさせてあげたいですね。
日本の今の状態は、報道で聞いて、私も心を痛めています。自分に何ができるか考えましたが、競馬で結果を残すことだと思っています。ブエナビスタと共に、日本の皆さんを元気付けられるようなレースがしたいと思いますし、出来ると思っています。」
・ヴィクトワールピサの調教状況:オールウェザー、軽めのキャンター1周(松田全史調教助手騎乗)
【角居勝彦調教師の話】
「オールウェザー1周の軽めの調整をしました。順調にきています。」
・トランセンドの調教状況:キャンター1周(山下久美調教助手騎乗)
【安田隆行調教師の話】
「ドバイに着いて3回強めの調教をしましたが、ジャパンカップダートやフェブラリーステークスで勝った時と同じような調教ができています。寒い日本から気候が変わるので心配していましたが、100%の体調で出走できそうです。厩舎でもリラックスしています。」
■ドバイシーマクラシック(首G1・芝2410m)
・ルーラーシップの調教状況:オールウェザー、軽めのキャンター1周(岸本教彦調教助手騎乗)
【角居勝彦調教師の話】
「オールウェザー1周の軽めの調整をしました。順調にきています。」
■UAEダービー(首G2・AW1900m)
・レーザーバレットの調教状況:厩舎周りの曳き運動、乗り運動のみ
【萩原清調教師の話】
「昨日の調教の時、馬のテンションが上がっていました。このため、レースに向けてコンディションを上げるため、今日は馬場入りをしませんでした。馬は、日本にいる時よりも良い状態になってきています。」