エイシンフラッシュは鮫島(レースは安藤勝)が騎乗し、栗東CWで
エアラギオール(3歳未勝利)と併せ馬。前肢を大きく前に投げ出すフォームで、6馬身あった差はみるみる縮まる。4角でインに入ると、並んで直線へ。あっさりとパートナーをかわし、グングン差を広げて、4馬身先着。6F81.3-11.6秒と時計も優秀だった。
「気持ちに余裕が出たのか、すごく乗りやすくなっています。天皇賞のときよりいいと思いますよ」。騎乗した鮫島は好感触を口にする。藤原英師も「2週連続して安藤(安藤勝)さんに乗ってもらって、今朝はいつも通りに鮫島で。いい動きだったね」と納得顔だ。
春の天皇賞では2着。外枠に加えて、道悪(発表は稍重)という悪条件のうえに、3200mも長かった。「さすがに疲れはあった。でも、3歳時と違って、体も精神面も安定しているから疲れは取れたよ」と心身両面での成長を強調した指揮官。最強4歳世代のダービー馬が、2度目のGI奪取へ。その下地は整っている。
春の天皇賞3着馬
ナムラクレセントが、きっちりと態勢を整えてきた。栗東坂路を単走でムチこそ使われなかったが、鞍上が最後まで激しく手綱をしごいた。4F52.3-38.2-13.0秒に、福島師は「ちょっと時計がかかったな。その分、いつもより上がりは速い。内回りもいい。少々の道悪はこなせるし、あとは前々で競馬をするだけ」と力強かった。
提供:デイリースポーツ