9馬身差の圧勝劇でGI3勝目を飾った武豊&スマートファルコン(撮影:高橋 正和)
29日、大井競馬場で行われた第34回帝王賞(4歳上、交流GI・ダ2000m、1着賞金6000万円)は、武豊騎手騎乗の1番人気スマートファルコンが、スタートから先手を奪うと直線ではさらに後続を突き放し、2番人気エスポワールシチーに9馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムの2分01秒1(良)はレースレコードで、2着との着差も帝王賞レコードとなる。さらに1.1/4馬身差の3着には3番人気バーディバーディが入っている。
【勝ち馬プロフィール】
◆スマートファルコン(牡6)
父:ゴールドアリュール
母:ケイシュウハーブ
母父:ミシシッピアン
半兄:ワールドクリーク(東京大賞典-GI)
厩舎:栗東・小崎憲
騎手:武豊
通算成績:29戦19勝(うち地方21戦15勝、重賞15勝)
主な勝ち鞍:2010年東京大賞典(交流GI)、2010年JBCクラシック(交流GI)
【武豊騎手のコメント】
今日はただ乗っているだけでした。本当にスピードがあって、最後まで続くのが武器ですね。落とせないレースだったので、ホッとしました。
ゲートではいつも以上に力んでいたので、出遅れを心配しましたけど、いいスタートを切れました。エスポワールシチーは本当に強い馬ですし強敵だと思っていましたが、まさかこんなに差をつけられるとは思いませんでした。
さすがに余裕があったというわけではないですけど、直線に向いてもう一度伸びた時はすごい馬だと改めて感じました。多くの方に馬券をとってもらえてよかったです。これからもっともっといいレースをしていきますので、応援よろしくお願いします。