派手なガッツポーズを見せるイタリアンレッド鞍上の浜中=小倉競馬場
サマー2000シリーズ第3戦「第47回小倉記念・GIII」(芝2000m)は31日、小倉11Rに18頭で争われ、中団を追走した4番人気の
イタリアンレッドが、直線で外から一気に末脚を伸ばし、1分57秒3のレコードタイムでV。前走の七夕賞に次いで、重賞連勝を飾った。1馬身3/4差の2着には15番人気の
キタサンアミーゴ、さらに半馬身差の3着は8番人気の
リクエストソングが入った。
「夏に調子を上げるタイプで、きょうも具合が良さそうだった。レコードですからね。本当に力をつけています」。夏の小倉では5戦負け知らず。その全てで手綱を取る浜中は成長ぶりに目を丸くした。
戦前は3キロ増のハンデに不満げだった石坂師も「終わってみれば、ハンデキャッパーが正しかった。こう言えてよかった」と破顔一笑。「今年は例年のような(きれいな)開幕馬場じゃないので、いいのではないかなと思っていた。でも、時計は速かったね」と満足げな表情で振り返る。
サマー2000シリーズの単独トップに躍進。過去の覇者は13、14、13、19、13ポイントで制している。20ポイント獲得は“当確”と言えるだろう。今後は放牧へ。次走は未定ながらも「55キロで勝ってくれたからね。GI?最終目標はそうなるでしょう」と指揮官は話し、秋はエリザベス女王杯(11月13日・京都)への挑戦を示唆した。夏女から真の女王へ-。実りの秋が楽しみだ。
提供:デイリースポーツ