日曜新潟5R(芝1800m)に出走するフューチャーセイルは父クロフネと同じ芦毛の牝馬。母レディフューチャーは未勝利で現役を終えたが、母の半兄には重賞3勝を挙げたマイヨジョンヌがいる血統だ。庄野師は「まだ緩さは残るが、480キロ前後と馬格がある。牝馬だが、うるさい面がなくて素直だね。カイバもしっかりと食べてくれています」と癖のないタイプと話す。
栗東では坂路とDPを併用しての仕上げ。3日のDPでの3頭併せでは、楽な手応えで先輩僚馬に先着を果たした。「じっくりと乗り込んできた。もう少し自分からハミを取るところが出てきてほしいが、調教の動きは良くなっている。長い距離が合いそうだね。血統的に奥手なので新馬からは分からないが、走ってくる雰囲気は持っている」と道筋は明るい。牡馬を相手に、まずはその実力を証明する。
素軽い動きで初陣を飾る。土曜新潟5R(芝1200m)でデビューするトーセンピアス(牝、父ファルブラヴ)は、母の半姉に05年中山牝馬S勝ちのウイングレットがいる血統馬。水曜には美浦Wで5F67秒9-12秒8をマーク。松永康師は「400キロそこそこと小柄だが、馬体はプリプリしている。ゲートが速くて一生懸命に走るよ」と期待感を漂わせていた。
提供:デイリースポーツ