逆転でサ
マースプリントシリーズ王者に輝いた
エーシンヴァーゴウ。小崎師は「前走(
セントウルS)はテンの入りが楽だった分、ひと伸びが利いた。充実の夏になりました」と振り返る。1週前追い切りでは、25日の栗東坂路で4F57秒0-13秒6をマーク。ラストをサッとやられたが、活気にあふれており、好調をキープ。「4月の小倉を勝ったあたりからコーナリングはスムーズになっているし、レース後の回復が早くなっているように成長している。いい状態で送り出したい」。夏の短距離女王が、今度はス
プリント界のチャンピオンを目指す。
秋初戦の
セントウルSを4着にまとめた
サンカルロ。悲願のGI制覇に向けての1週前追い切りは、吉田豊が騎乗して美浦坂路で4F55秒4-12秒4(馬なり)をマーク。キビキビとした動きで体も締まってきた。大久保洋師は「前走は想像以上に仕上がっていたし、中間はその状態を保つイメージで調教を積んでいる。今回はもっとテンに素軽く行けるはず」と出来に太鼓判。「
ロケットマンは強そうだが、香港馬2頭に対してはウチの馬でどうにかなるという感触がある」と指揮官はラ
イバルを気にかけながらも、手応え十分の様子だった。
提供:デイリースポーツ