現地時間14日、米・ピムリコ競馬場で開催されるピムリコスペシャルH(米G1・9.5f)では、昨年ケンタッキーダービー(米G1・ダート10f)、プリークネスS(米G1・ダート9.5f)を制した2冠馬ファニーサイド Funny Cide(セン4、米・T.バークレイ厩舎)と、今年のサンタアニタH(米G1・ダート10f)を制したサザンイメージ Southern Image(牡4、米・M.マッコースキー厩舎)の初の直接対決に注目が集まっている。
ファニーサイドは、父Distorted Humor、母Belle's Good Cide(その父Slewacide)という血統。02年9月にベルモントパークで2着に15馬身差をつける圧勝でデビューし、続く2戦目も9馬身差の圧勝だったが、6戦目ウッドメモリアルS(米G1)では2着。ケンタッキーダービーでは、7番人気ながら前走ウッドメモリアルSで敗れたエンパイアメーカー Empire Makerを1.3/4馬身押さえ1冠目を上げると、次走のプリークネスSでは2着ミッドウェイロード Midway Roadに9.3/4馬身差をつける圧勝で2冠を達成。3冠目のベルモントS(米G1・ダート12f)ではエンパイアメーカーの3着。その後ハスケル招待H(米G1)で3着、BCクラシック(米G1)では9着と勝ち星から遠ざかっていたが、今季初戦のアロウワンスレースで優勝すると2月のドンH(米G1)で3着、ニューオリンズH(米G2)でも3着と復調し、前走のエクセルシオールBCH(米G3)では今シーズン2勝目をあげていた。通算成績15戦7勝(うち重賞3勝)。
一方のサザンイメージは、父Halo's Image、母Pleasant Dixie(その父Dixieland Band)という血統。02年サンタアニタでデビューし初勝利。その後2戦目で3着に敗れた後は03年マリブS(米G1・ダート7f)、04年サンタアニタHを含む4連勝中と勢いに乗っている。通算成績6戦5勝(うち重賞2勝)。